
こんにちは。介護のお悩みサポーター『夢はるか』です。
前回は、健康寿命をのばす運動習慣「転倒を防ぐためにできる日常の工夫」をご紹介しました。
今回は、毎日の生活に欠かせない「食事」についてです。
「最近よくむせるようになったな…」と感じている方や、ご家族が食事中に苦しそうに咳き込む姿を見て不安になった方もいるかもしれません。
食事は栄養をとるだけでなく、楽しみや幸せを感じられる大切な時間。
だからこそ「むせ」や「誤嚥(ごえん)」を予防して、安心して食べられるように工夫することが大切です。

食事中のむせはどうして起こるの?
高齢になると、食べ物や飲み物を飲み込む力(嚥下機能)が少しずつ弱くなっていきます。
その結果、食べ物が気管に入って「むせたり」、誤って肺に入ってしまう「誤嚥」が起きやすくなるのです。
さらに、咳き込んで吐き出す力も弱まるため、誤嚥が重症化して 誤嚥性肺炎 を引き起こすこともあります。
誤嚥性肺炎は高齢者の健康を大きく損なう病気であり、命に関わることもあるため注意が必要です。

安心して食事を楽しむための工夫4つ
イラストを交えて、介護現場でも実践されている工夫をまとめました。
食事の姿勢を整える
- 背筋を伸ばし、軽くあごを引く
- 足を床につけ、安定した姿勢で食べる

食事を工夫する
- やわらかく調理する
- 一口大にして食べやすくする
- 液体にはとろみをつける
- 温度は熱すぎず冷たすぎず、人肌程度に

食事環境を整える
- 静かな環境で落ち着いて食べる
- 食前に「嚥下体操」や「唾液腺マッサージ」をすると効果的

【夢はるかの介護チャンネル】では、嚥下体操を動画で紹介しています。
一緒に体を動かしながら、毎日の生活に取り入れてみてください。
口腔ケアを忘れない
- 歯磨きや舌ブラシで口の中を清潔に保つ
- 口の中が不衛生だと、細菌が肺に入り誤嚥性肺炎を招くことも


まとめ
食事は「栄養をとる時間」であると同時に、「楽しみ」や「生きがい」につながる大切な時間です。
むせや誤嚥を防ぐ工夫を少しずつ取り入れて、これからも 安心して、美味しく食べる喜び を続けていきましょう。
