「脳トレ」より先にやるべきこと…?未来の自分のための『体の見張り番』健康術

「脳トレ」より先にやるべきこと…?未来の自分のための『体の見張り番』健康術

日常生活でのふとした物忘れに、「もしかして…?」と不安になったことはありませんか?

「あれ、あの俳優さんの名前、なんだっけ?」

「鍵をどこに置いたか、思い出せない…」

多くは年齢による自然な変化ですが、そんな小さなサインが、未来の脳の健康を考えるきっかけになることもあります。

「脳の衰えは仕方ない」と諦める前に、今からできることがあるとしたら?

今回は、未来の自分のために知っておきたい、「脳の健康」のヒントについて考えていきましょう。

ゆうきさん(そうたくんのお母さん)
ゆうきさん

カイゴちゃん、私も、将来のことを考えると、やっぱり自分の脳の健康が気になって…。何か特別な脳トレとか始めた方がいいんでしょうか?

カイゴちゃん1
カイゴちゃん

ゆうきさん、こんにちは。将来のことを考えて備えようとする気持ち、とても素晴らしいですね。脳トレも良いですが、その前に、もっと身近で大切なことがあるんです。

カイゴちゃん1
カイゴちゃん

実は、未来の脳を守るヒントは、ゆうきさんが受けている『健康診断』の結果や、ゆうきさんの毎日の体の健康の中に隠れているんですよ。私たちの体は、脳の健康状態を知らせてくれる、大切な“見張り番”でもあるんです。

ゆうきさん(そうたくんのお母さん)
ゆうきさん

えっ、体の健康が脳と関係しているんですか?

見張り番① 体の“血管”と「高血圧」

カイゴちゃん1
カイゴちゃん

 はい。まず、脳はたくさんの血管が張り巡らされた、いわば「栄養のハイウェイ」です。この道が元気だと、脳の細胞も元気に働けます。

ゆうきさん(そうたくんのお母さん)
ゆうきさん

健康診断で「血圧が少し高め」って言われたんですけど…それが脳のハイウェイと関係あるんですか?

カイゴちゃん1
カイゴちゃん

大ありです!血圧が高い状態が続くのは、ハイウェイを常に猛スピードで走り続けているようなもの。血管の壁が傷ついて、道が脆くなったり、詰まりやすくなったりします。それが、将来の脳の元気を奪う原因にもなりかねません。

ゆうきさん2
ゆうきさん

なるほど…。日々の血圧管理が、脳のハイウェイを守るパトロールになるんですね。

見張り番②  脳の“エネルギー”と「血糖値」

ゆうきさん(そうたくんのお母さん)
ゆうきさん

そういえば、血糖値も「少し注意」って書かれていました。甘いものが好きだからかな…。

カイゴちゃん1
カイゴちゃん

脳が働くためのエネルギー源は「糖」ですが、これも多すぎるとトラブルの原因になります。高血糖の状態は、先ほどの血管を傷つけるだけでなく、脳の働きを邪魔する物質を生み出すとも言われているんですよ。

ゆうきさん(そうたくんのお母さん)
ゆうきさん

体に大切なエネルギーが、逆に邪魔をしてしまうこともあるんですね。

カイゴちゃん1
カイゴちゃん

そうなんです。甘いものを少し控えたり、毎日5分でも積極的に歩いたり体を動かすだけで、脳のエネルギー効率はぐっと良くなります。無理のない範囲で、はじめて、時間を少しずつ増やしていけるとよりいいですね。ぜひ試してみてください。

見張り番③ 脳の“刺激”と「聞こえ」

カイゴちゃん1
カイゴちゃん

そしてもう一つ、意外な“見張り番”が「耳」、つまり聴力なんです。

ゆうきさん(そうたくんのお母さん)
ゆうきさん

耳ですか?そういえば最近、テレビの音量を上げがちで、家族に言われることがあります…。

カイゴちゃん1
カイゴちゃん

聞こえにくくなると、脳に入ってくる音の情報が減って、脳への刺激が少なくなってしまいます。それに、会話が億劫になって人と会うのが減ると、脳が“孤立”してしまうんです。

ゆうきさん2
ゆうきさん

聞こえにくいって、脳が寂しくなっちゃうことにも繋がるんですね。これは気づきませんでした。

【おわりに】

ゆうきさん2
ゆうきさん

脳のことだから、脳だけを鍛えればいいと思っていました。でも、血圧や血糖値、それに耳のことまで…体全体が、脳の見張り番だったんですね。

カイゴちゃん1
カイゴちゃん

その通りです!特別な「脳活」を始める前に、まずはご自身の「体の声」に耳を澄ませてみませんか?日々の体のメンテナンスが、10年後、20年後のあなたの脳を守ることにつながるはずです。

カイゴちゃん1
カイゴちゃん

まずは今年の健康診断の結果や日々の体調変化を、そんな新しい視点で見返してみてはいかがでしょうか。

【もっと詳しく知りたい方へ(参考文献)】

今回の記事は、以下の公的機関や研究機関の情報を参考に作成しました。

認知症の予防(国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター)

認知症の予防(健康長寿ネット)

認知症の40%は予防が可能?―医学誌が示した12の「修正可能」な危険因子(メディカルノート)