すっくの どこどこ かくれんぼ
絵探しが大好きな子にピッタリ!お話の国から遊びに来てくれたお友達も探してみよう!お出かけに持って行くのにもオススメ!
☆3つのおすすめポイント
- 見開き1ページに描かれた絵の中から女の子のすっくを探します。すっくの大事なおもちゃなど5つも探しましょう!どこにいるかなー?
- なんとお話の国からお友達が遊びに来ています。白雪姫やシンデレラ、フランケンやドラキュラもいますよ!どんな事をしているのかな?一人一人にもストーリーがあるよ!
- 童謡・昔話・おとぎ話、知らない子でも楽しむことが出来ます。だけど知ったらもっと楽しめるので、そちらも聞かせてあげるとさらに◎です。
☆あらすじ&際立った特徴
見開き1ページに描かれた絵の中に、主人公のすっくが登場します。どこにいるのか探してみましょう!そして、実はお話の国から抜け出したお友達が、それぞれのページに遊びに来ています。誰が遊びに来ているのか探してみましょう!
すっくの他にも他に探してほしい物が5つあります。「これも探してね。」と絵で表しているので、一緒に探してみましょう!
一枚一枚が厚みがあるしっかりとした作りのボードブックです。お出かけ先でも楽しめます。大人の手のひらサイズでカバンにも入れやすい大きさです。
☆もっとストーリーを深堀り(1ページずつ紹介します!)
1、いっぱい迷ってお着換えしたすっく。鏡の前で映っている自分に向かって「おはよー!」と挨拶しています。すっくのお部屋はお洋服が散乱中。お絵かき用のクレヨンもバラバラバラ・・・。お出かけ用のバッグやペンダントもどこに行ったのか分からないよー。今日は青空でいい天気♬と窓を見たら、お話の国から親指姫がツバメに乗って飛んでいきます。王子様の所へ向かっているのかな?
2、すっくがママとバスに乗ってお出かけ!満員のバスがガタゴト揺れて、「おっとっと!」後ろの席からリンゴが転がってきましたよ。あれ?一番後ろに白雪姫と7人の小人がずらりと並んで乗っています。一番前の席には魔女まで・・・。みんなで同じバスに乗ってリンゴを買いにでも行ってきたのかな?
3、お花がいっぱいの野原でお散歩するすっく。一面が赤・オレンジ・黄色・紫でお花のじゅうたんみたい!すっくはクローバーが気に入ったのかな?赤ずきんをかぶってお花を摘んでいるのは赤ずきんちゃんかな?あらら、後ろでオオカミがキレイな花だなぁと花畑を眺めているよ。2人もお散歩へ来たのかな?
4、お日様がキラキラと輝いて海水浴場も賑わっています。すっくも水着に着替えて海の中へレッツゴー!みんなは海の浅瀬で遊んでいるけど、海の底では実は人魚姫がお友達のイルカとお話し中。
5、秋の森は木の実や色づいた葉っぱでいっぱい!動物達も喜んでいるよ。すっくは水筒のお茶を飲んで一休み。さてさて、森の奥にはお菓子の家。ヘンゼルとグレーテルが向かっています。大丈夫かな??
6、今夜は素敵な舞踏会。すっくも小さくて可愛い王子様にダンスのお誘いを受けています。時計の針が12時をさす頃、ガラスの靴が片方ぬげたシンデレラが走っています。早く追いかけてー!プリンスー!!
7、夜はおばけがゾロゾロと動き出す。すっくは魔法の杖で飛ぶ練習中!?小さな可愛い魔女たちにフランケンにミイラ男・ドラキュラまでビックリしたー!!と驚いています。
8、今日は楽しいお雛様。すっくはお雛様とかるた対決!頭をごっつん、いててててっ。あれれ?後ろで月に照らされているのはかぐや姫。見上げた月からお父さんお母さんがかぐや姫を見守ってくれているのでしょうね。
9、ここはおもちゃの部屋。すっくはお友達とおままごと遊び。不思議の国のアリスがトランプであそんでいる相手はハートの女王。ケンカしないで仲良く遊んでいます。小さなマトリョーシカが散らばっています。探してね。
10、図書館では静かにしましょうね。すっくも興味のある本を沢山手に抱えて運んでいます。あれあれ?館内の椅子に寝ころんじゃダメですよ!って眠り姫だったのね。静かすぎてウトウトした子がもう一人。
11、あまーいパンの香りでいっぱいのパン屋さんでお買い物。カメのメロンパンもフワフワなドーナツもみんな美味しそう!すっくは何のパンを買ったのかな?レジに並んでパンの袋を受け取っています。
12、商店街の福引で、すっくがガラガラと回したら、金の玉が出て大当たり!「大当たりー!」の声と鐘の音ですっくはみんなから注目を浴びています。後ろにずらりと並んで行進しているのは誰でしょう?ガチョウを抱えて先頭を歩く少年。”金のがちょう”かな?みんなでぞろぞろとどこへ向かっているのな?
☆書店員の感想
どのページにもまず「すっくを探してね」と少しだけヒントを加えて、読者に話しかけるように書かれています。そう言われたら探したくなってウズウズしますね。見開きいっぱいに描かれた絵の中には、沢山の人や動物、花や紅葉、魚やおもちゃが沢山描かれています。その一つ一つにも注目していくと家族があったり、友達と遊んでいたり、一人でも景色や季節を楽しんでいたりと、様々なストーリーがあります。すっくを探しながら、「この人はこんなことしているね」「春になったら花畑いってみたいね!」など、お子さんと会話も楽しみむことができると思います。そして、お話の国から抜け出したお友達が遊びに来ているのが、とても面白いと思いました。昔話・おとぎ話・童話といろんなジャンルから遊びに来てくれたキャラクターであり、敵対している白雪姫と魔女や、アリスとハートのクイーンが一緒に同じページに描かれていることもあります。(アリスたちは一緒に遊んでいて可愛いらしい光景です。)
もしかすると、本書を読んだ時には、まだ昔話・おとぎ話・童話を知らない、呼んだことがないから、見つけ出せないという子も中にはいるかもしれませんね。そんな時は『赤ずきんちゃんってお話があってね』など、大人が教えてあげることで、そんなお話があるんだな。それも読んでみたい!と興味が広がっていくかもしれませんね。
ちなみに3歳の我が家の娘は、白雪姫やシンデレラなど全く知らないようで、本書を読んだ時は「ここに白雪姫がいるね!」と私が言うと、???と無言でした。『なにそれ??』だったようです。そういえば聞かせたことが無かったなと気づきました。それでも娘は本書を気に入って何度も「どこにいるでしょうか?」と探して見ています。お話の国から遊びに来てくれたお友達たちの話も今後聞かせてあげたいと思います!きっともっと楽しむことが出来ると思うので。