のりたいな

ユーチューブ動画で絵本専門書店員が詳しく解説しています

赤ちゃんから楽しめる丈夫なボードブックに、乗ってみたくなるような働くくるまがたくさん登場します!乗り物が大好きな小さいお子さんにピッタリ!

☆3つのおすすめポイント

  1. 全部で11台の乗り物が登場します。どれに乗ってみたいかな、乗ったことのある乗り物はあるかな。見ているだけでワクワクしてくるようです。
  2. 貼り絵のような技術で描かれている乗り物たち。立体的な感じと、温かみを感じます。色のコントラストも素敵です。
  3. 乗り物が大好きな子におすすめです。どの乗り物に乗ってみたいかな、お子さんとそんな話をしながら、コミュニケーションが広がりそうです。

☆あらすじ

赤い郵便車があります。お手紙を運びますよ。

ゴミ収集車は横向きに描かれています。これからゴミを集めに出発です!

クロネコマークの宅配車。荷物をのせて運びます。

コンクリートミキサー車は、車部分が青色、コンクリートを入れる部分が黄色で描かれています。ミキサーをくるくる回しながら、工事現場へ向かいます!

白と黒のパトロールカーは、赤いランプが光ります。

車をたくさん乗せて走るキャリアカー。トラックのようなかたちですが、荷台がとっても長い!ここに、何台もの車を乗せて走ります。

消防車にも乗りたいな。火事の現場へ出動です。うー、かんかんとサイレンを鳴らします。

紫色のダンプカー。工事現場で大活躍です。石や砂をいっぱい積んで、力持ちです!

青い、海をイメージしたようなコミュニティバス。市立病院行きでしょうか。お乗りください、それでは出発します。

ピンク色の移動販売車です。いろんなメニューがあって美味しそう!いらっしゃいませ~!どれにしようか迷いそうです。

☆際立った特徴

いろいろな乗り物が描かれていて、『乗ってみたい!』という気持ちが高まります。また、貼り絵で表現されている絵で、かっこいいだけでなく、立体感と温かみを感じます。細かいところまで手が込まれていて、じっくり見たくなるクオリティです。

絵本の大きさは21×20㎝で、全部のページがかたく丈夫な作りになっています。赤ちゃんから楽しめる絵本です。

☆書店員の感想

●全部で11台の働く車が登場します。どれに乗ってみたいかな、乗ったことのある乗り物はあるかな。見ているだけでワクワクしてくるようです。

表紙には、上が黄色、下が赤色のバスが描かれています。本を開いて裏表紙とつなげてみると、長いバスがかっこよく登場します。たくさん人が乗れるように、長くて大きい乗り物になっていますね。いつもこの大きいバスをすいすいと運転している運転手さんを見て、すごいなぁと思います。

この絵本に出てくる車たちは、身近によく見かける働く車です。福音館のホームページに、作者のことばという紹介ページがあるのですが、そこで作者のみやまつともみさんが絵本について詳しく紹介されています。この絵本の中の車は、普段の生活のなかで目にすることの多い、働く車11台を選んだそうです。そして、実際にみやまつさんが取材に行かれて、写真を撮って絵本の絵を作られました。だからこんなにリアルな雰囲気が出ているのですね!

そして、みやまつさんが神奈川県の湘南、藤沢市にお住まいとのことでその地域の名前が入った車が多く描かれています。パトロールカーには『神奈川県警察』、消防車には『藤沢市消防本部』と名前が入っています。また、コミュニティバスは海の地域を表現しているような海のイメージでバスが装飾されていて、その地域の雰囲気が伝わってくるようです。表紙のバスも『藤沢駅』行きで、この地域を走るバスは黄色と赤色がシンボルカラーとなっているのかもしれませんね。

そう見ていくと、自分たちの住む地域の働く車たちはどんなふうなのかな、と観察する視点が生まれるように感じます。

●貼り絵のような技術で描かれている乗り物たち。立体的な感じと、温かみを感じます。色のコントラストも素敵です。

また、この絵はかっこいい乗り物たちなのですが、どこか温かみや優しい雰囲気を感じます。先ほどの作者紹介ページにもありましたが、みやまつさんはこの絵を和紙や包装紙など、ストックしてある紙を使って、それぞれ適した場所に使用して作られているそうです。また、細かい部分もありますが、カッターは使用せず、ハサミで切って細かいところもキレイに表現されています。車に印字されている文字や、細かいパーツなど、ひとつひとつこだわって細かく丁寧に作られていることが感じられます。そのことで、絵から立体感を感じられますし、ページから浮き出ているようにも見えてきます。消防車の各パーツや、ホースのしましまも丁寧につないでホースの感じが表現されていますし、カッターで切ったのかと思うほどはしごもまっすぐに切られ作られています。ダンプカーの濃淡も本物さながらですし、移動販売車の食べ物も本物のようでとっても美味しそうです!どの車も細かく素敵に、そしてバランスが整えられて組み合わされて本物のように作られているように思いました。

さらに、貼り絵で作られていることで優しくて可愛い雰囲気にも感じられるので、乗り物って男の子が結構好きですが、女の子も楽しめるように思いました。

そして、この本は背景がすべて白色です。ページの見開き2ページ分に1台ずつ車が描かれていて、大きく、優しい雰囲気ながら迫力も感じます。背景の白と車の色との配色がハッキリしていて、とってもキレイです。ページをめくるごとに車の色も違っていて、色の変化でも楽しめるように思いました。

●乗り物が大好きな子におすすめです。どの乗り物に乗ってみたいかな、お子さんとそんな話をしながら、コミュニケーションが広がりそうです。

作者のみやまつさんの3歳の息子さんも、乗り物が大好きなのだそうですが、我が家の息子たちも乗り物がやはり大好きです。バスに向かってバイバーイ、ゴミ収集車も大好きで、見かけると大きく手を降ります。運転手さんに手を振り返してもらって、にっこにこになっていたときもありました。小学2年生の長男は、バスや消防車が小さいころ好きでよく見ていましたが、今は大きくなったら何の車に乗ろうかな、と自分が乗る車の夢を膨らませているようです。年齢が変われば乗り物に対する思いも変わってきますが、乗り物が好き、という気持ちは変わらないようです。

次男は保育園でこの絵本を読んだことがあったようで、『この絵本大好き!』と言ってよく読んでいました。また、絵本の文章の中で乗り物の名前はカタカナで書かれていますが、文章は全部ひらがなですので、文章も読みやすく、次男は覚え始めたひらがなを読んで絵を見て楽しむ…というように絵本を読み進めていました。

赤ちゃんや小さいお子さんとは、一緒に読んで、車のかたちや種類、色で楽しむことができ、少し大きくなったらひらがなも読みやすく自分で読んで楽しむこともできます。

この絵本を持って、町中に働く車を探しに行くのも楽しそうですね。乗り物好きな子がますます夢中になる乗り物の絵本のように思います。

のりたいな 裏表紙

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にむさん
  • にむさん
  • 現在8歳と3歳の男児の育児に奮闘中です。
    兄が弟に絵本の読み聞かせをしてくれることもあり、そこから学ぶことも多い日々です。
    短大で介護の勉強をし、介護福祉士を持っています。