ピヨピヨもりのゆうえんち
お家で遊園地気分★ひよこ達と遊園地で遊ぼう!元気な子ども達を見ていると大人も元気をもらえます。
☆3つのおすすめポイント
- 自由に遊び回る5匹のひよこの子ども達を、お父さんお母さんが優しく見守ります。自由に遊んで、お父さんとお母さんとのお弁当タイムで元気のパワーチャージ!!
- 迷路があったり、気球に乗って上からお父さんを探したり、各ページでひよこ5匹がどこにいるのか探すのも楽しいです。
- 優しい色で描かれ、ほのぼのとした雰囲気の中に、キャラクターのユーモアある表情が絶妙です。沢山の動物のキャラクターを1匹ずつ追って見てもおもしろい!
☆あらすじ
「ピヨピヨ、おかあさんもう出来る?」5匹のひよこたちが、お母さんのお弁当を待っています。「もうすぐよ」お母さんは、張り切って沢山用意しています。お父さんは車に荷物を運び入れて、「おまたせー」。大きなお弁当と水筒を持って車に乗ります。さあ出発!レッツゴー!行き先は森の遊園地★お客さんが入り口に大勢集まっています。遊園地に入ると、目の前には楽しそうな乗り物がいっぱい!「どれから乗る?」「はやくはやく!」と子ども達。
まずは【ツリージェット】。木の周りをぐるぐる回る乗り物です。てんとう虫やカブトムシの形をしていますよ。次はティーカップのような【クルクルきのこ】切り株の上のコップに乗って好きなだけレバーを回します。「目が回る〜‼」
次は【ケロケロボート】蓮の葉っぱのボートです。噴水の水の上にも乗れちゃいます‼あらあら、蓮の上で器用に寝ている子もいますよ。
子ども達5匹だけで、気球に乗ってみました。「おーい、おとうさーん!」と気球の上から呼んでみよう。お父さんは、気がついて手を振ってくれた。嬉しいね♬
さぁさ、気球から降りたら、みんなでお弁当食べましょう!お腹がペコペコです。
「沢山たべてね!」みんなで仲良くむしゃむしゃむしゃ♬
楽しい遊園地の一日は、まだまだ続きます。いっぱい楽しい思い出作ってね!
☆際立った特徴
ストーリーを楽しむことも、遊園地の乗り物やアトラクションを、ひよこたちと一緒に楽むことも出来る絵本です。ひよこはもちろん、他の動物もそれぞれのキャラクターが思いっきり楽しんでいる様子です。特にオススメの表情は、ティーカップのような【クルクルきのこ】に乗るブタ君達です。今にも落ちてしまいそうです。そんなになるまで回したくなる気持ち・・・わかる!!笑
(私もいつもガンガン回すタイプなので、降りたら目が回っています。)
広い遊園地にいっぱいいる主人公以外のキャラクター1人1人にもストーリーがあります。何しているのかな?どんな気持ちかな?と注目すれば、1人1人から伝わってきます。小さなお子さんでも、それぞれのキャラクターに自然と目が行くように描かれ、キャラクターの大きさや、表情・動作が全て計算して描かれているように感じます。
☆書店員の感想
ひよこのお家で、お母さんがお弁当を作っているところから始まります。前々からこの日を予定していたんでしょうね。我が家でも出かける時は大体同じように「お母さんまだー?」と言われます。大きなブルーのオープンカーで出発!そして、遊園地の入り口を一歩入ると広がる広場。森を利用して作られた遊園地の中にいくつもの楽しい乗り物があります。めいろ・池を利用した蓮の葉のボート乗り場・噴水もアトラクションになっています。自然に優しい遊びがいっぱい!すてきー!!
ひよこたちは遊園地に着くと思いっきり自由に遊びに回ります。お父さんとお母さんは近くで見ているんでしょうが、描かれていません。読み手の私がお父さんお母さんになった気分です。自由にのびのび目一杯に遊んでくれる姿ほど、遊びに連れてきて嬉しいものはありません。
ひよこ達を見ていると、ほんとに気持ちいい程のびのび楽しんでいます。
時々「お父さんお母さんはどこにいるかなー?見てくれたかなー?」と気にしているんでしょうね。そんなところも子供らしくて可愛く見えます。
「いっぱい遊んで疲れたー」時には、お母さんのお弁当タイム★たっぷり栄養と元気をチャージしているひよこ達★お母さんも朝頑張って作って良かった〜と嬉しい気分でしょうね。
子ども達の元気に遊ぶ姿や、美味しそうに沢山食べる様子を見ていると、大人は元気をもらえます。ひよこ達の元気を、私達読者もたっぷりもらいましょう♬
- 作品名:ピヨピヨ もりのゆうえんち
- 著者名:工藤ノリコ
- 出版社:佼成出版社