あかちゃんがよろこぶしかけえほん にゃ?かお!
可愛いネコちゃんのお顔、ゴロゴロなでなでしかけを動かして遊んでみよう!0歳からピッタリ!
☆際立った特徴
- 1枚1枚が厚みがあり丈夫。
- 5つの動かして遊べるしかけ付き。
- しかけはみな、違う動き方。
- 表情が変化に合わせてネコの気持ちを想像して遊べる。
- 手のひらサイズで持ち運びに便利な大きさ。
- 「あかちゃんがよろこぶうごくえほん」シリーズの1作。シリーズの中で”かお”分野が他に2作。「お?かお!」「にゃ?かお!」
☆読み聞かせのポイント
- 簡単に動させるしかけになっていて、自分で動かして遊べるから、お子さんのぺーズに合わせて読んであげよう!
- ネコの表情が変わるのに合わせて、セリフを加えて読んであげるともっと楽しい!
☆あらすじ
ネコちゃんのお顔、とっても可愛いよ。
お目めを、左右にキョロキョロキョロ。
お髭も、あっちにこっちにピンピンピン。
あっかんべーも出来るよ!ベロベロべー!
怒った目!困った目!実は目に合わせてお耳が動いているって知ってた?
なでなでされると嬉しいなー。ゴロゴロ・ニャーオ♩
☆書店員の感想
1ページ1ページが厚みがあって、角が無く丸くなっているから、安心して赤ちゃんにも触って遊んでもらえます。
しかけを動かすと、どこかが分かりやすく動くというのは、赤ちゃんにも理解しやすくて、自分の力でも楽しんでもらえるので、とっても嬉しいポイントですね。
本書の中の仕掛けは、小さな小窓になっている部分を開いて閉じるというしかけではなく、舌を動かせば目がその動きに合わせて左右にキョロキョロと動いたり、ヒゲそのものが動かせるようになっていたりと、”動き”を楽しむことが出来ます。
小さな子にも動かしやすい工夫があります。まずは表紙を見てみてください。ネコのピンク色の舌の中に丸いくぼみがあります。そこに指を入れると簡単に左右に動かせるようになっています。0歳児にはまだ少し動かすのには難しいしかけも、指の運動が盛んになる1歳頃には、簡単にスイスイと動かすことが出来ますよ。
ネコの表情が変わるのに合わせて、セリフを加えて読んであげるともっと楽しい!
私がオススメしたい読み方として、読んであげる保護者が読み進めるテンポを決めるのではなく、お子さんのページをめくるスピードやしかけを動かす様子に合わせた読み方がピッタリだと思いました。
本書のしかけの1つに、お髭を前後に動かせる物があるのですが、お子さんが動かすスピードに合わせて「おひげがぴん!」と読んでもいいですし、何度も上下する姿があれば、「ぴん!ぴん!ぴん!・・・」と動きに合わせて連呼しても面白いし、ゆーくりしたり早くしたり、読むスピードや声色を変えても、面白く読んであげることが出来ると思いました。
お子さんに貢をめくるのを任せると、お子さんがペラペラ!と読んだか読んでいないか分からないスピードでめくろうとするかもしれません。
でもそんな時も大丈夫!「もっと楽しいページが次に待っているのかもしれない。待っていられない!読み進めたいよ!」という気持ちがお子さんをそうさせているのかもしれませんよ。
そして、そんな時は大抵最後までいって、また最初に戻り繰り返し楽しんでくれます♩そのスピードに合わせて読んで、一緒に楽しんじゃいましょう♩
ネコの表情に合わせてセリフを増やしたり、お話を作っても楽しい!
本書のしかけの一つに、猫の耳がピンと立つと目が怒ったように吊り上がり、逆に耳が垂れるとネコの目もトローンと眠そうになるという、耳と目が連動して動くしかけがあります。このページが本書の中で私の1番のお気に入りでページです。
「なんだか眠たくなってきたニャー」と耳と目を垂らすようにしかけを動かし甘えたような声で読んであげて・・・寝るのかな?このまま目を閉じるのかな?と思わせておいて・・・
急にピン!と耳と目を吊り上げて「もう!起こすなんてひどいニャ!眠たかったのに!もう!」等と、少し怒ったような可愛い声で読んであげました。すると、一緒に読んでいた娘は、ネコの変貌っぷりを笑い、『もう一回読んで!』とリクエストがありました。
そんなに喜んでくれるなんてと、私はとっても嬉しい気持ちになりました。
- 作品名:あかちゃんがよろこぶしかけえほん にゃ?かお!
- 著者名:ひらぎみつえ (ホームページ)
- 出版社:ほるぷ出版