おはなみくまちゃん
2020年7月23日
2020年10月6日
お花見シーズンにぴったり!くまちゃんから、優しい心を学べます。
☆3つのおすすめポイント
- ほんわかカラフル、見ているだけで癒される素敵な色彩の絵本です
- お花見の日の楽しさがわかります。
- 楽しむ心に加えて、助け合う仲間の心が伝わります。
☆書店員のレビュー
5匹のカラフルくまちゃんたちが織りなす、人気の絵本シリーズ第7弾です。
今回は、くまちゃん達のお花見のお話です。
大きな木に、たくさんのきれいなピンクの花が咲いています。
(日本だけでなく、アメリカにも桜の木はあるんですね。お花見もするのかぁ)
くまちゃんたちは、楽しそうにお花見に出かけます。
それぞれにお気に入りのバスケットを持って、タイコを持って、凧を持って、大きなタオルを持って。
タイコに合わせて歩いていく、くまちゃんたちは、とても楽しそうです。
でも、やっぱり・・・いつものパターンで、ちゃいくまちゃんにトラブルが・・・
ひとりだけ体の大きい、ちゃいくまちゃんに、風がちょっとしたトラブルを起こします。
でも、体の小さい4匹のくまちゃんたちは、そんなことも知らずに、風に乗った凧につかまって、優雅に空中散歩をしています。
高いところからの眺めは、背の高いちゃいくまちゃんには見慣れた風景でも、小さなくまちゃん達には、新鮮な眺めなのでしょうね。
(以前お花見に行った時に、小学1年生の子をかたぐるましてあげたら、喜んでいつまでも降りてくれなかったことを思い出しました。)
調子に乗って、どんどん高く登っていく、4匹の小さなくまちゃんたち。
降りる時は大丈夫なの?
そんなとき、困ったときには助け合い。
大きな体の、ちゃいくまちゃんが助けてくれるね。
自分は楽しくないことがあっても、ちゃんと小さな子たちを助けてあげる。
そんな、ちゃいくまちゃんの男気(オス、メス?)を感じました。
楽しいこと、つらいこと、こわいこと、いろんなことがあっても、最後は仲間が助け合って、楽しく生きていく。
今回も、くまちゃんたちが、優しい絵の中で教えてくれました。
- 作品名:おはなみくまちゃん
- 文:シャーリー・パレントー 絵:デイヴィッド・ウォーカー 訳:福本友美子
- 出版社:岩崎書店