3さい~7さい こどもずかん とけい 英語つき

ある家族の1日を追いながら、時計を楽しむ絵本♬カチカチと音が鳴る絵本だから楽しい!
☆際立った特徴
- カチカチ時計は、動かせて音がカチカチ鳴る仕組み。
- ある家族の1日を追いながら、生活時間に合わせて針を合わせて遊べる。
- 長針と短針は連動している。本物の時計のよう。
- 英語はカタカナ表記の読み方があるので読みやすい。(アメリカ英語)
- 丈夫な厚紙と、折れにくく設計されている時計の針。
※0さい〜4さいこどもずかんシリーズは他にも「こどもずかん」「こどもずかん もっと」「こどもずかん まち」「こどもずかん くるまとでんしゃ」「こどもずかん よくばりバージョン」「こどもずかん とけい 新装版」があります。
☆読み聞かせのポイント
- 読者に向けて問いかけがあるので、それに合わせて実際に時計を動かしてみましょう。最初は短い針の読み方から、少し慣れた頃に長い針の読み方を教えてあげましょう。親子で一緒に楽しむことで自然と時計に興味が湧くかもしれません。
- 時計の他にも、生活の中で自然と関わりのある物や建物、動物などが描かれています。ぜひ「お弁当はBox lunch(バクスランチ)と言うんだよ。」と読んであげましょう。カタカナ表記してあるので、英語が苦手な大人も安心して発音できます。嬉しいポイントです!
☆あらすじ
表紙に描かれている家族の朝から夜寝るまでの一日を描いています。
その中で男の子は何時に起きて、女の子は何時に朝ごはんを食べているのかなど、見比べながら楽しみます。本に設置されているカチカチ時計を使って、その時刻は長針と短針がどの位置なのか、実際に動かしながら確かめ、学ぶ事が出来る知育絵本です。
絵本の中の問いかけに答えるだけでなく、自分は何時にお昼を食べているのか、普段14時は何をしているのかなど、歯磨きを何時頃にして、お布団には何時に入っているのか生活時間に合わせて針を動かして楽しむの事も出来ます。意識することで時計を見る習慣にもなり、遊びを通して時計の読み方を知る機会になります。
☆書店員の感想
時計に興味が出始めた事にピッタリの絵本!
毎日の生活の中で時計は欠かせない物ですね。それは大人だけでなく子どもも一緒!何時頃に起きて、朝食を食べ、何時に出かけるのかなど、大人も子どもも平日は大体決まったスケジュールを過ごしているのではないでしょうか。
まだ時計が読めない子ども達も、保護者や兄弟の声掛けで、そのスケジュールに合った行動をしていますよね。
そんな生活に欠かせない時計について遊びながら学べる本書は、時計に興味が出始めた子ども達にピッタリだと思いました。
登場人物の家族の一日を通して、何時頃何をしているのか見て楽しめるし、自分はどうかな?パパとママはこの時間何しているのかな?と興味を持ったり想像を膨らませることが出来ます。
小学生低学年にも嬉しい内容。
小学校に入ると算数で習う【時計】は、実は理解するのにかなり時間がかかる課題の1つです。本書では24時間の読み方は無いのですが、「午前・午後」の理解と、「10分前・30分後」など、発展した問題まで載っています。
小学校へ通う前に本書を通してトライしてみるのも良いと思いますし、小学校に入ってから教科書と一緒に本書を使って学ぶ見方も良いのではないかと思いました。
可愛らしいイラストが【時計】を教えてくれるので、遊びと学びの両方を感じながら、楽しみながら理解に繋がっていくのではないかと思いました。
英語付き(カタカナ読み付き)が大人にも嬉しい!
子ども達に馴染みのある物・動物・食べ物も描かれています。全て日本語と英語が表記されていて、英語はカタカナ読みも書いてあります。(英語がいまいち…と思う大人にも優しいですね!)ちなみにこのカタカナは、日本語英語ではなくアメリカ英語の発音をカタカナにしているので、例えば【つみき blocks】は、「ブロック」ではなく「ブラクス」と書かれています。そのまま声に出すことで発音がよく読めるという訳です。
カチカチと鳴る絵本だから、遊び感覚で楽しむことが出来る♬丈夫な厚紙&時計だから長く使える。
私は本書を手にした時、ついつい回したくなるデザインだと思いました。(大人の私も目の前に本を置かれるとつい回して遊んでいます・・・(笑))
回すと1分ごとにカチカチと音が鳴り、さらに力をくわえないと次には進まないような、ピタッと止まる設計になっているし、頑丈な厚紙のボードブックになっている所が、親としても安心できるなと思いました。
カチカチの振動が指先に軽く伝わるのも、楽しいポイントでもっともっと!とやってみたくなります。この独特の感触が子ども達のやる気や好奇心を刺激するのだと思います。
カチカチ時計は右回り・左回りどちらにも動かすことができ、長針と短針は連動しています。(長針だけをと動かすことが出来ないようになっています。)
時計には何時の数字だけでなく、分を表す数字も書かれていて、長針の先がその数字の真下に来るようになっているので、正確に時を刻んだり、読むことが出来ます。
「ずかん」と題名がついてるから、難しいかも?堅苦しいかも?と思ってしまうかもしれませんが、安心してください!子ども達の興味や面白いと感じるポイントを抑えた設計の絵本になっているので、気軽に手に取って、楽しく時計や英語を学べますよ。
- 作品名:3さい~7さい こどもずかん とけい 英語つき
- 著者名:よしだじゅんこ
- 出版社:学研出版
