パンダ おやこたいそう
タッチが安定した頃から親子で楽しめる体操。スキンシップを楽しもう♪親子の触れ合いタイムにピッタリ!
☆際立った特徴
- 8種類の体操をパンダの親子が楽しむ。
- 何に見立てた体操かのか、絵で紹介。想像しやすい。マネしやすい。
- 一人もいいけど、親子や兄弟のペアですると更に楽しい動き。
- 真剣に体操!と言うよりも、触れ合いを楽しむ事に重点を!
- 家庭でも園でも大人気の「パンダたいそう」シリーズ!
- 姉妹本「パンダともだちたいそう」「パンダなりきりたいそう」など・・・シリーズ計7作。
●講談社絵本通信 【おやこであそべる大人気の「パンダたいそう」】
無料でダウンロードできる「パンダ たいそうなりきりおめん」や「パンダ てあらいたいそうポスター(PDF)」もあるよ!
☆読み聞かせのポイント
- 絵を見せる前に、お父さんお母さんが体操を見せてあげて「何に見える?」とクイズをしても面白いと思います。興味が出てきたら一緒にやってみましょう☆
- 「体操」とは言っていますが、キッチリ!しっかり!という事では無く、スキンシップを楽しむ体操です。無理に体を上手く動かそうとせず、触れ合いを沢山とって遊びましょう♩
- あんよが出来たばかりというよりは、しっかり立つようになった2歳頃からがオススメだと思います。
- お子さんの気持ちを大切に、1つだけでもいいし、全てやってもいいしといった感じで楽しみましょう!疲れたら休んでゴロゴロしてウトウト・・・といった流れでももちろんOK!!パンダの親子のようにお昼寝しちゃいましょう♩
☆あらすじ
パンダの親子が登場します。
「膝を曲げて、両手をあげるよー!」と読者に向かって元気よく動きを教えてくれます。
パンダの親子はその声掛けに合わせた動きを見せてくれ、ページをめくると、さらに
「空に向かって伸びて伸びてー!グーン!」と声掛けが続きます。
グーと天井に向かって伸びた動き。これは何の体操かと言うと、「タケノコの体操」でした。パンダの親子もタケノコになったような絵が描かれています。
このような流れで、計8種類の体操を、パンダの親子が見本になって教えてくれます。
見開き2ページで1つの動きを教えてくれるのですが、最後はパンダの親子がその体操のモデルになる物(タケノコ・振り子の時計・さくらんぼ・花火・じゃがいも・ヨット・ダンゴムシ・ダンゴムシの子が親の上に乗った様子)になって描かれています。
さて、沢山遊んだパンダの親子。
最後の体操であるダンゴムシをしていた時です。親パンダの背中に乗って遊んでいた子パンダは、親パンダの体温の温かさを感じて、だんだんそのポカポカさで気持ち良くなっていきましたよ・・・。ウトウト・・・
親子でお昼寝♩
☆書店員の感想
表紙を見ているだけでも、フワフワとしたパンダの毛並みとクリクリッっとしたつぶらな瞳がパンダの親子の可愛らしさや温かみを感じさせます。
そして何といっても親子で並んで体操している姿が、とっても可愛らしくて、もっと体操している様子を見て見たい気持ちにさせるなと感じました。
どうしてこんなにも興味を持たせてくれるのかと考えた時、『色』だなと思いました。
表紙を見てください。
パンダの特徴である白黒のフワフワとした毛が一番引き立つように、あえて背景に色も模様も無い「白」にしています。でも白黒だけでは地味にも感じてしまうかもしれませんね。そこにワンポイント!!作品名の頭文字1字だけ色を加えています。
これだけで印象はガラリと変わりました。
白黒の中に頭文字1字の黄緑が加わり、シンプルでありながらオシャレにも感じさせます。
全てはパンダの親子を引き立てる為に、計算されて作られているのではないでしょうか。
これがガチャガチャした背景だったり、作品名がカラフルだったら、ここまでパンダの細かい部分に目が行かなかったかもしれません。
実は、表紙だけでなく中も同じような配色なのですが、体操のモデルになっている物(タケノコ・振り子の時計・さくらんぼ・花火・じゃがいも・ヨット・ダンゴムシ・ダンゴムシの子が親の上に乗った様子)は、カラーで描いています。
しかし、べた塗りではなく、どれもグラデーションがかったふんわりした色で塗っています。全体的に柔らかな印象で、パンダの親子の可愛らしさを最大限引き出し、そして親子の仲の良さすら感じさせているように感じます。
さあ、パンダの親子はどんな体操をしているのでしょうか。色使いもそうですが、パンダの1つ1つの行動が可愛いんです!これは見てのお楽しみ♩
パンダの親子の体操を見ていると、自分もやってみたい気持ちになるのが不思議。きっと本書を読んだ皆さんが、同じ気持ちになるんじゃないかと思いました!
- 作品名:パンダ おやこたいそう [講談社の幼児えほん]
- 著者名:いりやまさとし KUMONがうた読み聞かせを応援【ミーテ】 絵本作家いりやまさとしさんの インタビュー 「子ども時代の体験が絵本づくりのヒントに」
- 出版社:講談社