あかちゃんとわらべうたであそびましょう!

ユーチューブで書店員が、あらすじと感想を発信しています。

子供とのふれあい遊びを学びたい方にピッタリ!小学生も楽しめます!

☆3つのおすすめポイント

  1. わらべ唄(スキンシップ・ふれあい遊び)の紹介絵本です。
  2. 登場する人物・食べ物達が、みんなりんごみたいに真っ赤ほっぺた。ウキウキと楽しい雰囲気で盛り上げてくれています。
  3. 小学生も楽しめるわらべ唄です。スキンシップにどうぞ!

☆あらすじ

ゆうちゃん(赤ちゃん)が泣きやまないので、お母さんが困っていると、お豆くんがピューンと走って、助けに来ました。「あーそーぼ!」

お豆くんは「ちっちゃい まめ こーろころ」のお歌に合わせて、コロコロ転がって笑わせてくれます。

お母さんも歌に合わせて、赤ちゃんの足の指を、こーろころと優しくまわしたり、ひっぱったりします。

お母さんの優しい声と手が、ゆうちゃんの心を優しく包み込んでいくのが伝わります。楽しいねって笑った顔が、たまりません!

あれあれ、はなちゃん(2歳位のお姉ちゃん)も泣いています。

今度は、二人のお豆くんが飛んできました。「あーそーぼ!」

「にゅうめん そうめん」のお歌に合わせて、踊り出します。

お父さんも歌に合わせて、お手々をかるくつまんだり、大根おろしに見立てて腕を軽くこすったりします。涙なんて吹き飛んで、はなちゃん大笑い!

その次は、家族全員で「あーそーぼー!」

大きな布を使った「おおかぜ こいこい」、体をモミモミとお漬物を触るように触れ合う「きゅうりの おつけもの」。

わらべ唄に登場する野菜や麺、道具達が、楽しい親子のふれあい遊びを盛り上げています。

☆際立った特徴

本書は、赤ちゃんと大人が触れ合って遊べるわらべ唄が、7つ紹介されています。

歌の歌詞とそれに合わせた遊び方やふれあい方が、可愛いお豆くんや、そーめん君などのキャラクターと、4人の家族のイラストで説明されます。

親子の立ち位置や(お膝に座らせて、ゴロンと横に寝かせてなど)遊び方をが、細かく丁寧に描かれます。

わらべ唄って、どんな風に歌えば良いのか分からないって不安な方も多いと思います。

本書ではわらべ唄の楽譜も掲載されていますが、好きなリズムや調子で歌ってもOKです。

『大切なのは、赤ちゃんの発達・機嫌・表情に応じて、お互いに楽しみながら優しく接してあげることです。ここちのよい歌い方で歌ってみてください。』と、著者のさいとうしのぶ先生も書いておられます。

登場キャラクターみんなが、真っ赤なりんごのような、丸いほっぺです。嬉しくて楽しい、元気いっぱいの家族。”HAPPY”があふれでちゃってます♪

あかちゃんとわらべうたであそびましょう!表表紙

☆書店員の感想

わらべ唄って、「歌がわからない」、『難しそう」なんて思っていませんか?

実は私も、”わらべ唄”を全然知らなかったので、なんとなく敬遠していました。自分の子どもが赤ちゃんの時は、わらべ唄の代わりに、自作の歌を歌って触ったりなでたり、ブーランブーランと抱っこして揺らしたりしていたんです。

でもこの絵本は、私の「わらべ唄って難しそう」と思っていた考えをひっくり返してくれました。とっても簡単、とっても便利、そして楽しい!三拍子揃っていますよ。

表紙の可愛らしさも気に入りました。なんてHAPPYな家族の絵なんでしょうか。どんな素敵な家族なのかな?覗いてみたいな。

そして、自分でもびっくりしたのですが、今まで敬遠していた”わらべ唄”の世界に、実に自然にすんなりと入っていけました。

主人公の2人の子ども達が泣いていたのに、わらべ唄でニッコリ笑って喜んでいる姿を見ると、「よかったねー楽しいね」って、話しかけたくなります。

◎お出かけ時に役立つ技

子どもが赤ちゃんの頃、どこかに出かけて、じっと座って待たなくてはいけない時ってありますよね。そんな時に限って機嫌が悪かったりして。いくら「静かにして!」と言ってもムダ・・・赤ちゃんですもん、理解できませんよね。

そんな時に、絶対に役立つのがわらべ唄です。わらべ唄は、お母さんのお膝の上で、小さな声と、小さな動きでも遊べます。

小さなこの絵本をお出かけに持っていけば、どこでもわらべ唄を使った、ふれあい遊びが楽しめます。

今はスマホもあるし、ゲームも気軽に出来る時代です。

でも、お父さん・お母さんが、1対1で遊んであげる事ほど、小さな子どもにとって嬉しい事はないでしょう。

そして、いっぱい体を使って遊んでくれたら、夜もぐっすり眠れます。

主人公の2人の子どもたちの、幸せそうな寝顔が、私まで幸せな気分にさせてくれました。幸せな眠りを、自分の子どもにも与えてあげたいものですね。

◎小学生だって喜ぶ遊び

我が家の長男は、6年生で体が大きいのですが、時々私にマッサージしてくれと言ってきます。(マッサージなんて一丁前ですが、思春期になると触らせてはくれないので、母としては面倒だけど嫌じゃない時間です)

先日、本書で紹介されている「きゅうりのおつけもの」に合わせてマッサージをしてみました。嫌がるかなと思ったら、「くすぐったいー♬」と笑って喜んでいました。6年生でも、まだまだ子どもですね。

次男も「俺も俺も!」と入ってきて、最後は末っ子まで加わってワイワイと楽しみました。

そんな時間を過ごせて一番楽しかったのは、実は私なのでした。

あかちゃんとわらべうたであそびましょう!裏表紙

よっぴー
  • よっぴー
  • 書店員のよっぴーです。2人の男の子と、1人の女の子の母として、毎日育児奮闘中です。
    私は自分の子どもに沢山の愛情を子どもが嫌がる時が来るまで、沢山沢山注ごう。心をもしコップに例えるなら、そのコップが溢れて「もう大丈夫だよ!」となるまで続けようと思っています。それだけは大事にしている信念です。
    絵本を読むのもその一つです。
    大切にしている愛情を伝える方法の1つだと思っています。

    保育士・幼稚園教諭二種・介護福祉士です。
    他に、ベビーシッター・ベビーマッサージ・ベビー’sサインなどの資格も持っています。
    絵本の感想とともに私の育児経験、保育士・幼稚園教諭免許を持つ書店員としてのアドバイスなどをご紹介出来たらと思っています。